2月4日の日記

木曜日、懐かしい人たちと宴会だった。2000年ごろにいた会社の人たち。

ニューヨークが本社のネットベンチャーで、ネットバブル崩壊に伴い、日本支社は清算され、その後はネット系の会社を流浪するはめになってしまったのだけど、結局は当時の”ネットベンチャー”の典型のようなお気楽会社だったので、当然の結果ではあるのですが、とはいえ、いままで働いた中で一番楽しい会社だったよなあーーーと思う。

今のボスに会ったのはその会社でだし、あの会社に行かなければ、知らなかったことがたくさんある。

当時はまだ、コードをばりばり書いていたころで、「それじゃーこれからやっていけないべ」と実感して、今のような仕事に方向転換したきっかけになったし感謝してる。
アメリカ（というか世界中なのかな、アラブ系、アジア系、インド系の名前や、スペイン語っぽい名前の人もいたし）にはすごいプログラマが普通にいるのよ・・・ごろごろいるのよ。私が1日かかるものが、かれなら30分でやってしまい、しかもすっごいキレイなコードなの。設計も完璧にされているの。ま、彼は、オープンソースのOSに参加していたりしている、その中でも高級な部類ではあったのだけど。でも、それを目の当たりにしたら、同じフィールドにいても、彼のようにはなれない、と自覚したわけです。理屈ではなく感覚として。
「仕様が不明確でできません」とかぶーぶー文句ばっかり言ってるプログラマなんて、「プログラマ」じゃないんだよーって思うが、口には出せないわよね。

木曜は、開発部隊を中心に、全部で10人ぐらい集まったのだけど、下っ端社員みんなで、ドッキリいたずらを仕掛けた被害者は、いまネット広告系？大手の本部長になってたり、同僚で隣の席で働いてた人は社員20人ぐらいの社長やってるし、なんというか、みんななんとなく、”えらく”なってるのをみて、あの会社に集まった人たちは、個性つよかったけど、世渡りもうまかったんだな、それなりの力もあったんだなと、なんだかうれしい気持ちになった。

いろんな意味で、会社が清算されたときに、現ボスについて行ったことは無駄になっていないと自覚したのでした。